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新しい生活様式

ついこの間までクーラーのお世話になっていたのに、
今朝はぐっと冷え込んで、
思わず温水で顔を洗ってしまいました。

シンラインの森です。
みなさま、お風邪など召されていませんか?

「新しい生活様式」ということが言われはじめてまだ数か月ですが、
もうすっかり日常に溶け込んだ感がありますね。
マスクの着用は当たり前、不要の外出を控える・人との距離を取る、
もうずっと以前からのことのように自然にそうしている自分に気づきます。

とは言え、じっと家に閉じこもってばかりもいられません。
長らく中断していたお四国参りを再開しようと思い立ちました。
と言っても、県内でのお参りに限定してのことですが。

2巡目ということもあり、イベントに乗っかった参り方もいいかと
手を出したのが「七か所まいり」
巡るのは、71番札所弥谷寺から77番札所道隆寺までの
7か寺です。

調べてみると、実は江戸時代から行われている参拝方法で、
八十八か所すべてを巡ることが困難な人のための巡礼手段だったとか。
昨日今日始まったことではないのに、
このキラキラしたイベント感はどこから来るのでしょうか。
それはきっと、この御朱印帳。



京都の「京洛八社集印めぐり」をコンプリートさせ、
記念のしゃもじまで頂いた私にとって
これを手に入れない理由があるでしょうか。
八十八か所を参る時の納経帳は「御朱印帳」とは呼ばないのですが、
これは、はっきり「御朱印帳」と書いていますよね。

しかもカラフル!



手指消毒用のアルコールとウエットティッシュ、
それと、冷やした番茶を入れたマイボトルを車に積み込み、いざ出発。
到着して驚きました。
予想していたとはいえ、人影もまばらで閑散とした境内の静けさは異様なほどです。
お堂の前で読経する人もなく、手洗い所には柄杓を置かないお寺もありました。



お堂前には注意書きがありました。
「読経は大声で行わない、または心のうちで唱えましょう」
withコロナとはこういうことなんですね。


そういえば、少し前に参拝した滝宮天満宮の手水舎には柄杓どころか水そのものが無く、
かわりに除菌用のアルコールが備え付けられていました。



また、別の神社では、「拝殿の鈴を鳴らさないように」との注意書きまでありました。
鈴を鳴らすための麻縄への接触を禁じることで、感染予防とする意図からではありましたが、
少し物足りない気がしたのは我儘というものですね。

一日も早いコロナの収束と、病気で苦しまれている方々の平癒を祈念して、
今回の巡礼を終えました。