あなたの知っているかもしれない世界
| 担当者:森 由美
こんにちは
シンラインスタッフの森です。
この世の中にはいろいろな物を集めている人がいます。
そんな人々をさして「蒐集家」と言ったりします。
今日は、そこまで大掛かりではないけれど、
ちょっとだけいろんな物を集めているお話です。
私が子どものころ、「仮面ライダースナック」というお菓子があって、その袋の中に入っているカードを集めるという一大ムーブメントが起こりました。中には、お菓子は食べずに捨ててしまうという輩もいたようで、教育上よろしくないと問題視もされました。
その後、ビックリマンのカード、プロ野球選手のカード等いろいろな物がコレクションの対象となりました。先日もテレビを見ていたら、ポケモンカードを集めているという芸人さんが、無料で配布されたカードでも何万円もの値段がつくんだと話をされていて本当に驚きました。
皆さんは何か集めているものはありますか?
私は、無自覚のうちに缶・箱・包装紙等を集めていたようで、そのことに気づいたのがほんの数か月前。一番数が多いのはスチール缶ですが、ほかに竹で編んだカゴなども好んで集めます。
今手元にある缶はこんな感じ
一番古いものは、40年ほど前に高松のデパートで買ったもの。
「自分へのご褒美」なんて言葉も概念もなかった時代のこと、煌びやかな意匠を凝らしたクッキー缶がよほど贅沢に見えたのでしょう、母親にこっぴどく叱られました。社会人だったのにね。
最新は、このふたつ。
今年の誕生日(=母の日)に、仏生山のケーキ屋さんで買ったもの&お取り寄せ。
包装紙もそうですが、懐紙や手ぬぐいも目に付いたら買う、を繰り返して今こんな感じ。缶とは熱量が違いますね、これだけしかなかった~。まあ、これもほんの一部ですが。
ところで、上の缶の写真の中に、ただの紙箱がまぎれこんでいるのですか、どれだか分かりますか?
(正解は一番下)
こうして見ていると、ひとつひとつの缶・箱にまつわるエピソードが脳裏をよぎります。
私にとっての「缶」とは、母親に叱られたことも含めて、ただの容器ではない、過ごしてきた時間と思いがもれなくセットになったアイテムだと分かります。
私という人間を形成する要素の一つだと言っても過言ではないかも。
だって、これ、ほとんど全部お菓子が入っていたんですよ?
まあ、全部一人で食べた訳ではないとは言え…
人間は、その人が食べた物で出来ていますから。
正解は、この2つです。
知る人ぞ知る、ですね。